京都着物レンタル夢館 五条店

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2019年8月4日

2019年12月7日

投稿者:editor

引き祝い

引き祝い
引き祝い

芸妓や舞妓を辞めて花街から出る時、挨拶や配りものをするのですが

それらをまとめて引き祝いと言います

三角の形をした紙に「引き祝い」と芸名、本名が書いてあるのを

配りものに付けて配るのです

配り物は昔は赤飯で、白蒸しと呼ばれる白いおこわだったら「二度と花街には

戻りません」と言う印で赤飯が入っていたら「又戻って来るかも知れません

その時はよろしくお願いします」の意味だったとか

真っ白の白蒸しを配るのもおこがましいから赤い南天の実をそっと添える

くらいがいいのよ と言う事で南天の実入りの白蒸しを配らせて頂きました

今ではお砂糖やハンカチなどの白い物を配られるのが一般的になっている

と聞きました

引き祝いのご挨拶まわりには白塗りのお化粧はしません

無地でひとつ紋が入った着物に普通のお化粧で行きます

素人に戻る事を「まちの人になる」と言ってました

「おめでとう」

「まちの人になられるのね、頑張ってね」

「惜しい事ね」

お茶屋さん、お師匠さん、検番事務所の人

ご挨拶が全部終わった後、お稽古場に深々と頭を下げました

「引き祝いをして花街を出ても、お盃を交わしたお姉さんとは一生のお付き合い

ですよ。何処へ行っても何をしていても忘れないでね」

最後にお母さんが言われた事です

皆様、長い間 紅子の「知っといやすか」にお付き合い下さりありがとうございました

この「引き祝い」をもちましてお終いとさせて頂きます

昔々の懐かしい思い出、思わず吹き出してしまったり、今更ながら恥ずかしく

なってしまったり「知っといやすか」を通して、私自身 大切な事が甦って

来た様に思います

お名残惜しくはありますが

ありがとうございました  では  さようなら